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■……プディング斎(P.P.P.P.C.B.N.ディレクター)
2003/ 8/30「勝手にしやがれ」〜プレP.P.P.P.C.B.N.〜
EDDIE WALKER (ちょり+谷・リーディングとsax,guitar)
- 寝そべって吹くダラダラサックスに、ちゃぶ台でお茶を飲みながらのリーディング。
お茶の間のみなさんはただ、あぜんと見守る。
足立大輔 (物語うた)
- 足立さんのギターと、語りかけるような唱を、奥さんが静かに、そして正確にサポート。
お客さんもほっこりしていました。
ジ・インタビューズ (近藤和見+小崎泰嗣+上田假奈代・身勝手な3人組)
- 何がしたいのか意味不明な3人組。メンバーの近藤和見は似顔絵での参加。
お客さんに質問だけを投げかけ、そして暗転。
森象 (弾き語りと詩の朗読・from東京)
- 東京からの刺客。ギターを叩いたり、引っ掻いたりしていくつもの音を重ね合わせる。
独特の世界観に拍手。
最後に、上田假奈代と谷くんのサックスを交えて大エロ詩「天体」をセッションする。
2003/ 9/ 2
VISION (アジアンロック)
- 同級生達を一同に集めて、同窓会状態のにぎやかライブ。
「みなさん、僕達解散します。」発言になぜか一同大爆笑。
楠木菊花 (ポエトリーリーディング)
- 「こんな状態じゃ表現できません。」と突然、舞台を降りる。
お客さんを不安と心配の渦に巻き込むショー。うーん。新しい。が、それが演出ならば。
ジャンポール.マキ (ベース弾き語り)
- 「10分以上やると死にます。」そう言って始まった演奏は全力疾走のドカドカっのオンパレード。
途中休憩するも息切れ汗まみれでブラックアウト。
丘田イージマン (うたと朗読)
- うたと朗読が渾然一体となったステージ。どこからがうたでどこまでが朗読なのか。
最後は誕生日ケーキの乱入で突然パーティ状態に。
2003/ 9/16
LONESOME HOPE (弾き語り)
- 静かに静かに、こわれそうなな言葉を両手で受けとめるかのような弾き語り。
登場前に「お腹が痛いよう」と半泣きになっていたとは思えない。
濱元伸彦 (ポエトリーリーディング)
- 「汗かきなもので・・・」マイ扇風機を持ち込んでの詩のリーディング。
飄々とした朗読スタイルのため、睡魔に襲われる観客続出。
桂 (ボッサとリーディング)
- 落ち着いたボサノバと雨あがりのような詩の朗読。
なぜか濡れたアスファルトにできた水たまりに映る電信柱をイメージ。
仲座奇譚 (金亀伊織 ミキ・リン・テイラー タラ 他 /舞踏)
ディジュリドゥと馬頭琴、それに三味線と和太鼓の爆音の中、静かに舞う白塗りの2人組。今までの静けさを打ち破る素晴らしい舞台。拍手。
2003/10/ 7
mino(minoの弾き語り)
- バンドでの出演ではなくピアノ弾き語りでの挑戦。
とてもパーソナルな事がしたいと弟さんの曲を披露。
普段出来ないことをするのもP.P.P.P.C.B.N.の醍醐味
サークルデリック (サイケデリック)
- セッティングに時間がかかるため、本番の時間をセッティングにかけながら登場。
映像とのシンクロを目標に、メンバー、お客に尻をむけての演奏。
時間切れのため、メンバー紹介もなし。???
でも、これがいいんです。本当。
クレイジーダイヤモンズ (ロック)
- ボーカルが諸事情で出演できなくなり、急遽cocoroomのスタッフをボーカルに仕立て上げてのクレイジー。汗まみれ、顔面真っ赤に熱唱するスタッフのクレイジーさに演奏者も思わず、「う〜んダイヤモンズ」
あぶらなぶり (フリージャズ)
激しくフリーなジャズの3人組。途中、詩の朗読も入る。
最後には、打ち合わせ無しで上田假奈代とコラボレーション。
声帯つぶしの本領発揮。
2003/10/21■10/21
大和川レコード(音響系弾き語り朗読)
「客席でやる」そう、言い放ち、機材を広げる。観客のみなさんは、壁際に追いつめられ、ただジッと見守る。何でも有りのP.P.P.P.。内容は、街で拾ったノイズを断片的につなぎ合わせ、それにギターの音をかぶせ、唄とも朗読とも言えない、言葉を羅列する。この表現は非常に興味深い。
西森光枝(御呼ばれ女優)
- 「練習の鬼」。出演決定のあと、毎日のようにcocoroomを訪れ、時間の許す限り、練習に次ぐ練習。照明の加減や、音の反響、指の動き、眼球の運びに至るまで入念にチェック。その姿勢には頭が下がる。本番は等身大の女性を感じさせるひとり芝居。ユーモアとペーソスに溢れたあたたかい時間となった。
梅田哲也(ECHO TOWER)
「こいつはおもしろいよ」BRIDGEから送り込まれた新進気鋭の若手。「何が出るかわからない」という前評判と「自作楽器の為、出力する音量によってはP.A機材を破壊します」と脅かすので、スタッフを電源ブレーカー前に配置しての厳戒体制ライブ。アルミ缶を積み重ねた物に電極をつなぎ、微妙な振動とノイズをハウリング一歩手前の、フィードバックという形で共鳴させる。演奏とか音楽という概念をくつがえす、とても不思議なステージ。
湯本剛士(ロックな詩人)
天王寺の歩道橋などで詩を売る現役ストリート詩人が、全身黒ずくめで登場。「ロックな気持ちを詩にします」と、お茶を飲み、目を閉じる。どんな激しい言葉が飛び出すのかと、期待と不安で固唾を飲んで見守る観客。静かに発した第一声は「お母さんありがとう」。朗読をするのは、初めての体験とのことだが、ステージ度胸は抜群か。ネットやリーディングの詩シーンとはまた違う、ストリート系の価値観をCOCOROOMに持ち込んだ。
2003/11/18
Tin-toy-muzik(オモチャ音楽)
テーブル上に、あふれんばかりのオモチャを乗せて、タッタカターッと、登場。でも、その演奏は、ベーシックなテクニックに裏打ちされた、確かな実力。オモチャで演奏するのではなく、オモチャを効果音、アクセントに使ったブラスバンドといった趣。P.P.P.P.には珍しく、落ち着いてゆっくりと演奏を楽しめる状況でした。いつもこうなら、苦労しないのになぁ。
よごいじ(新世界即興ノイズパンクユニット)
意味不明ななんじゃもんじゃ語?=よごいじ語を操り、鳴り響く音響にあわせて身近にある、ヤカンや、花瓶などを随時説明していく。音はディレイと、ディストーションを多用したノイジーな即興演奏。曲の始まりも終わりも、明確にはなく、「いつ終わるの?」といったベースの表情が秀逸。
アドまーズ(おもろい詩人)
コートを着込み、首からプラカードをぶら下げて登場。サカナ君にも似た個性的、かん高い声で朗読。意外(?)に正統派な詩と、ところどころに挟まれたギャグ。
「面白かったら笑ってもいいんですよ」と、すべり続けるのが面白い。P.P.P.P.という場の難しい所は、笑いたい観客はお笑い芸人を見に行くだろう、という事か。詩人にどこまで笑いの要素が必要なのかは、これからも考えていきたいところ。
江崎将史(トランペット+講議)
トランペットというのは、金管楽器です。金管楽器というのは、金属で出来た筒の事です。トランペットを楽器としてではなく、一本の金属の筒として表現。あちこちのネジをゆるめ、気の抜けた「ぷすー」という音の、気圧の変化による微妙な音色の変化を表現。演奏やパフォーマンスとしてではなく、音楽の講議を聞いている気分。実はトランペット、下手なんじゃないの?という疑問にも、続く「Tin-toy-muzik」にて、リハ無しチューニング無しで、いきなり舞台前に陣取る。その風格たるや流石、バッチリあわせる。憎いねぇ。
ヨイカ(公開練習)
- Tin-toy-muzikのステージに乱入し、そのまま朗読と音楽の即興セッション。不思議な光景が展開。「公開お稽古」と銘うっていたが、これも受け止めるのが、P.P.P.P.の身上。
2月が本番だとか。それまで、どうぞ暖かく見守ってやって下さい。
2003/11/ 4
nova-express+黒子さなえ (空間言語結晶化ユニットと偉大なダンサーのコラボユニット)
- 客席に巨大なプロジェクターを設置。演奏者達も客席両端に陣取り、異様なムードでスタート。壁面一杯に、街の風景を切り取ったものと、ウイリアム・バロウズのアフォリズム的言語を投影してゆく。一見、意味なく言葉を羅列しているように見えるが、実は全てに、表の意味、裏の意味があるという、恐ろしく緻密な構成。風景に被さる紗のカーテンと水のイメージ。アンビエント/インダストリアルな音楽。それらを背景にダンサー黒子が、抽象性と身体性の狭間で踊りつづける。幾重にも重なり、うごめく表現は、単なるコラボレーションを超えた複合的な体験をさせてくれた。
ha-gakure(音響系フリースタイルMC)
自分達の表現のクォリティには、こだわりたい。専属のP.Aオペレーターと、音響機材を持ち込んでの出演。ヴォーカルのヤスは、現役僧侶とのことで、ラップっぽいフレーズもどこか、読経しているようなムードが。トリオ編成とは思えない音の厚さで、インディーシーン最前線バンドの風格が漂っていた。機材トラブルをものともせず、CDも完売。拍手。
吉田大吉(超絶シタール)
和歌山音楽シーンからの刺客。「40分といわれたので、40分演奏します」。一切のMCを排し、その演奏の始まりから終焉まで、一切、淀むことのない、テクニックの連続。自分で奏でた音の反響に、また別の音を重ね、またその音の反響に、別の音を重ねる。複雑な、倍音構成の中、反響音と残響音の波の中に身をゆだねる静かながら凄まじい演奏。「40分たったので終わります」かすかに残響音の響く中、演奏終了。で実際は38分。
若林のぞみ(童話リーディング)
可愛い声と、満面の微笑みで始まったのは、P.P.P.P、初の童話の読み聞かせ。
しかし、その内容は、「和歌山カレー毒物混入事件」で、愛する我が子が犠牲になった母親の、血まみれの慟哭。魂の叫び。どんなにやさしい美辞麗句を並べても、行間から聞こえてくる叫びは、薄っぺらい良心やちっぽけな幸福を、剃刀の切れ味で、ズタズタに切り刻む。観客は席を離れることももらい泣きすることも、耳を塞ぐことも許されず。合掌。
2003/12/ 2
矢薙しん彦(ポエトリーリーディングリターンズ)
- 矢薙君は、P.P.P.P、出演経験者。前回、納得のいく表現ができなかったので、満を持しての再挑戦。来月から海外赴任だそうで、公私共に背水の陣、そして最後の挑戦。前回、練習不足の為、朗読をかみまくっていたのを、今回は改善すべく奮闘。独特の世界をつくっていました。
●紫放送(ポエトリーヒップホップ)
バンド編成ではなく、CDJと、VOの2人組で登場。日本の古典にインスパイアされた言葉を、新しい現代語訳として表現。早口で聞き取りにくいが、古語としての韻と、現代口語としての韻を、融合させようという大胆な試み。それに対する時間と労力には脱帽もの。沢山の練習を積んでの初ステージだった。金を取ってお客様に見せるためには、それなりのクオリティでなければならない、という事を改めて感じました。
丘田イージマン(唄と朗読)
彼もまた、矢薙君と同じく、2度めの挑戦。「タイタニックの歌、唄います」と、沈没するタイタニック号の歌を熱唱。「イヤー、いい曲だなぁ。もう1回いいですか?」と、見たことのない笑顔で、終始ハイテンション。「タイタニック、タイタニック」と、大声を張り上げ、超ごきげん。唄い終わったあと、満足し切った表情で「イイ曲でしょう?」意味不明。
周川ひとみ(前衛舞踏)
周川の出演は、本番前日に急遽決定した。
「私は私の踊りたい時に踊る」「誰も私の踊りを止めることは、出来ない」と、リハ前の段階から舞台上で柔軟体操、そして、舞い続ける。他の出演者のリハ中も、リハ後も、客入れ中も、本番が始まってからも。ライブというのは、生き物で、何がおこるか分からない。野外ライブの場合は、風が吹いたり、雨が降ったりするんだよ。この日の出演者は、自分の表現力の底力を、試されることになった。ちょっとでも気を抜くと、周川に喰われてしまう。舞台上は、喰うか喰われるかの戦場だった。イージマンの、鬼気迫るハイテンションも納得。
中島リエ(どブルース)
ある日、迷いこんできた超個性的な中島リエ姫の前代未聞のステージはCOCOROOM内で賛否両論を巻き起こした。ねこふんじゃったをピアノで弾き、大絶叫し、彼女の宝もののコケシをステージに並べ、ひたすらアジりつづける。観ている方としては「表現とは一体何なんだ」というところまで自問自答してしまった。ブッキングマネージメント、キュレーションをするにあたって、避けては通れない問題とぶつかってしまったのかもしれない。
2004/12/16
ハダカデンキュウ(にゃぁカムバック)
NPO法人「大阪アーツアポリア」ライブラリ-スタッフ登場。彼女はcocoroomカフェ会計士でもある。オープニングアクトとして登場するも、「皆さん、聞いて下さい」と、開口一番「cocoroomで飼っていた猫がいなくなったんです。にゃぁ帰っておいで。好きだったツナ缶あげるから」缶詰めをパーカッションに、熱唱するのは正真正銘、魂の叫び。
小川恭平(キョートット出版・へナヘナダンス)
京都街道まっしぐら、踊る人生劇場。キョートット出版編集長登場。「マイク1本だけ用意して下さい、あとは何とかします」。奇妙な叫び声、汗まみれで無気味にくねくね動く。そして、最後には着ている服を次々に脱ぎつくし、待丸裸に。生きるそのものがショー。後半は、ギターとのデュオになだれ込むが、観客は唖然。まったく確信犯。
稲田誠(コントラバス)
コントラバスのソロ演奏。父親になったばかりなので、まるで子供に語りかけるかのようだ。お父さんはね、お前が生まれるずっと前からベースを弾いて来たんだよ。そして、これからもずっと続けてゆくんだよ。親の覚悟は螺旋の糸。親から子へ、そして孫へと紡がれていく。連綿と紡ぎし糸は血の絆。螺旋の弦は優しく、激しく、音を奏でる。今までに自分が成し遂げて来た事しかライブでは再生できない。ゆえに、普段の練習が物を言う。最後には唄まで披露。父ちゃんどうもありがとう。
子供産み隊(床芝居)
前日まで「三沢奈央(床芝居)」のクレジット。「一人で、ゴロゴロと床を転がったりするパフォーマンスで、すぐに終わります」と聞いていた。が、FAXで送られて来たセッティング表には「子供産み隊」総勢8名。舞台美術として製作した巨大なファイバーアートをどうしても天井に下げたい、と言うので、天井をブチ抜く。そしてP.Aの調整もお構い無しで、客席、舞台、所かまわず舞い踊る。もういいよ、何をしたって。お客さんが怪我さえしなければ。だってそれがp.p.p.p.だもの。
matinee(スワンプミュージック)
この日、12/16のP.P.P.P.は、かなり荒れた内容となった。人前で裸になったり、椅子の隙間に体を挟んで暴れまわったり。見に来ていた子供が泣き出した程だ。そんな中「今度CD発売します。皆さんよかったら聴いてくださいね」と言うバンドものの普通の感覚を自ら問い直すことになったようだ。表現の自由度って、常識じゃないんだよね。
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