Photo:森善之

芸術選奨文部科学大臣賞
 新人賞 (芸術振興)

http://www.bunka.go.jp/ima/press_release
/pdf/2015031201.pdf

受賞 について おれいのことば

ありがとうございます。
いっしょに働いてきたスタッフたち、生きづらさを抱えながら懸命に生きてくれた友達、わけがわからんと思ったかもしれないのに、表現することををあきらめなかった釜ヶ崎のおじさんたちへの賞だと思っています。
見守ってくださった方々、応援してくださった方々、ほんとうにありがとうございます。

贈賞理由には「アートによる社会包摂が一般的でない頃から地域社会で特色ある活動を継続してきた」とあります。社会包摂は釜ヶ崎やまちづくりの活動している人々において1990年代からすでに言われていたことであり、アートによる社会包摂が出遅れたとするなら、それはアート業界の人々がじぶんの胸に問うべきことと思います。

わたしの活動が社会包摂だとされると、とても違和感があります。

釜ヶ崎においての活動では、おじさんたちに励まされ喜ばせてもらっているのはわたしの方だからです。いつも、おじさんたちの表現にハッとさせられています。
生きづらさを抱えた人たちとの活動でも同様です。よくぞ生きてきてくれました、というような困難な人生を生きてきた人たちがいます。人生は誰にも代わることができないことをひきうけ、じぶんのありのままをひきうけ、一回きりの人生を生きていこうとするいのちの現れに、魅きつけられます。

ところが、そうした人を、一見とっつきにくいからといって、よくわかんないからと、無視したり見ないようにしたり、じぶんの生活とは関係ないと決めつけてしまったりすることがあります。
でも、ほんとうにそうでしょうか。

じゃあ、しんどい人を包摂しようと動けば、解決するのでしょうか。

それは、解決にはなりません。

お互いに言いたいことを言い、おもしろいところを楽しんだり、調整すべきことは調整し、時間のかかることだけど、しぶとくあきらめないで、であいを重ねることが大切です。

アートにできることなんて、ほんとうに少ない。

でも、あきらめないで、創意工夫すること。
であいなおしを重ねるきっかけをつくること。

信じる仕事を、地道なことを、コツコツつづける。

今回の受賞で、まずます社会包摂ということばに簡単に回収されないよう、ひとりひとりの声にならない声に耳を澄まし、じぶんの言葉をもちたいと思いました。
そして、生きることを深くしていきたいと思います。

また、機会あれば、ココルームに足をお運びください。
大阪・釜ヶ崎で、喫茶店のふりをしていて、なるべく休まず扉を開いています。

これからも、どうぞよろしくおねがいします。
www.cocoroom.org


詩の学校@應典院のお知らせ
(2015年度/第17期)
4月より開始時間が19:00〜となります

 

日程:2015年


4/8(水)19:00〜
5/13(水)19:00〜
6/10(水)19:00〜
7/8(木)18:30 特別編「それから」
(↑この日に決まりました

9/9(水)19:00〜
10/14(水)19:00〜
11/11(水)19:00〜変更予定・日程未定
12/9(水)19:00〜

 

日程:2016年


1/13(水)19:00〜
2/10(水)19:00〜
3/9(水)19:00〜

詳細は詩の学校ページをご覧ください


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